9月の連休

もうすぐ9月の連休ですね。今年はコロナという前代未聞の事態があり、なかなか連休に遠出は難しいところです。政府はGoToキャンペーンということで旅行を奨励されていますが、用心しようという方も多いのではないでしょうか。あ、そもそも東京はキャンペーン対象外でしたね。

我が家は都内で楽しめる事として、休日は時々ハゼ釣りに行きます。三密にならないレジャーという事で、連休中も1回は出かけたいと思います。ハゼが段々大きくなってくる頃。釣って楽しい、食べて美味しいハゼ釣りです。

ロールピアノ

ロールピアノというものがあります。ちゃんと88鍵盤あり、くるくる丸めてコンパクトに仕舞えるタイプのピアノです。Bluetoothでアプリと連携できたり、なかなか機能も充実しています。

実は興味があり、購入してみました。とても良いアイデアが満載ですが、一点、重大なデメリットがあります。それは、タッチ感覚ですね。薄いので構造上、しっかり鍵盤を押さえ込むことができず、レスポンスも良く無いので、音が鳴ったり鳴らなかったり、、、

携帯性、鍵盤数、手軽さ、価格など、他の様々な点が優れているのに、タッチ感覚という、最も大事な一点がダメなので、残念ながら、活用するには至らなそうです。

この点が改良されれば、もっともっと広く活用出来そうです。実際、ピアノは持ち運びが出来ないという悩みが常に付き纏う楽器ですからね。

夏休み

今年の夏休みは、例年と異なりますね。コロナの影響で、帰省や観光をやめた、という方もいるでしょう。一方、旅行が全く禁止されているわけではないので、気をつけて行かれる方もいるでしょうが、そのあたりの判断が迷うところですね。

個人的には、あまり自粛とか我慢という意識をもつのではなく、家や近場で楽しむ、と思う方がいいなと思います。立派なお城のある遊園地に行ったり、新幹線で遠出するのも楽しいですが、家でピアノを弾いたり、本を読んだり、近所の公園で遊んだりするのも、それに劣らず楽しいことだと個人的には思っています。

オンラインレッスンのツールについて

コロナ禍以降、音楽教室の話題では、オンラインレッスンにする話を度々聞くようになりました。当教室でも今後のために、色々ツールを調べているところです。

代表的なところでは、ZoomやSkypeなど、さまざまなオンラインビデオツールがあり、それぞれに活用されているようです。しかし、会議用ツールとして開発されたこれらのツールは、殊に音楽レッスンということになると、少々厳しい面もあります。

・音質。会議を実施する分には申し分なくとも、楽音という意味では、まずまず、といったところでしょうか。
・音の遅延。最大のデメリットはコレです。このタイムラグがあるため、オンラインレッスンでは、同時に演奏する、ということはほぼ不可能となります。

因みに、私が調べた中で、音楽的観点から、最も優れたオンラインツールは、YamahaのSyncroomです。これは本当にすごい。遅延がほぼゼロ、音質も大変良いです。しかし、下記の弱点がありまして、一般に普及するかは微妙なところですね。
・音声のみ。映像は無し。
・オーディオインターフェースが必須。良質な音のやり取りをするために、PCに専用ハードウェアを接続しなければなりません。
・LANケーブル接続必須。試してみたところ、Wifiでは音のブツ切れがひどく、使い物になりませんでした。有線接続必須ですね。

正しく接続すれば、Syncroomは高音質で遠隔セッションができ、素晴らしいツールでした。

Syncroomに映像がつき、かつハードウェア接続無しで利用できるようになると・・・と、開発者の苦労を考えずに勝手に理想を描いてしまうのでした。

ワルター•ハウツィッヒ 乙女の祈り ピアノ名曲集

小さい頃、何回も聴いたCDです。初心者向けの曲から、英雄ポロネーズなど上級者向けの曲まで、いわゆる超名曲がギッシリ詰まった名盤です。演奏も独特のタメが素晴らしく、この演奏をお手本に、練習していました。

Stay Homeと楽器演奏

今年はコロナにより、多くの人々にとってとても大変な年になっていますね。ガラリと世界が変わってしまった、そんな気がします。

Stay Homeと言われ、遠出もなかなか出来ず、ストレスを感じている方も多いと聞きます。

個人的には、Stay Homeと楽器演奏というのは、とても相性がいいと思っています。自宅に引きこもらざるを得ない時、何か気分転換になる楽しいことといえば、真っ先に楽器演奏が思い浮かびます。実際、鬱々とした気分の時に、楽器を演奏すると、気分がとても晴れやかになるというのは、楽器を習ったことがある人は実感があるのではないでしょうか。

何も、難しいショパンやラフマニノフを弾かなければならない、ということではありません。片手で自分のできる範囲で音を出してみる、そんなことをしながら、自宅で過ごす時間を有意義にする、というのは、こんな時代だからこそ、ますます重要になってくるかと思います。

バイエルピアノ教本

ピアノ教本といって、多くの人が真っ先に思い浮かべるのが、バイエルピアノ教本でしょう。ドイツのピアニスト・作曲家、フェルディナント・バイエル(1806-63)によって作られた教則本は、長らく日本のピアノ教育のスタンダードとして定着してきました。私もピアノレッスンの最初は、この教則本で、「ドレドレドレ~」からスタートしました。

最近では大量の(ある意味”退屈”な)基礎トレーニングや、中央ドが定着しにくいこと、左手を学ぶのがやや遅くなることなどへの批判もあり、昔ほどは使われていないようです。今は、アプリ音源に対応していたり、1冊の分量を少なめにして楽しい装丁になっていたりと、本当に多種多様な教則本がありますね。

この本からスタートした自分としても、この本でなければならない、というほどの必然性はないな、というのが正直な思いです。ピアノの入門書とは、要は、その後バッハやベートーヴェン、ショパン、さらには本人の志向に合わせポピュラー等の作品を弾くためのステップにつながればいいわけですから、そこに良い形でつながれば何でもいいわけです。自分の子どもにもピアノを習わせていますが、トンプソンやフェイバーピアノアドベンチャー、オルガンピアノの本など、楽しくて効果がありそうなものを適宜使用しています。

その一方で、バイエルも、選択肢の一つとしてはいまだに有効かと思います。やはり、基礎トレーニングを大量にこなすことは、確実にテクニックを身に着ける上で非常に効果的な面もありますので、「量をこなす」ことが苦でなく楽しめる人にはお勧めできますし、他のテキストとの組み合わせで、適宜チョイスして使用することも、ありでしょう。

大人になった今、当時のレッスンの先生の書き込みを見返してみると、自分の音楽のルーツを見ているようで、懐かしい気持ちなります。

ピアノ独習アプリ

最近は、スマートフォンの音楽学習アプリも、非常の多くのものが出ています。今回のコロナ禍で、有料版を期間限定無料公開した企業も多いようです。

ところで最近、広告をよく見かける、Simply Pianoというアプリを試しにダウンロードしてみました。楽譜とインストラクションが出てきて、まさに独学でピアノを学ぶことができるようになっています。特に驚いたのは、オーディオ認識機能がついていて、ピアノを弾くと、スマートフォンのマイクが音を拾って、何の音かを楽譜上ですぐに認識してくれるのですね!単音のみならず、和音もかなりの精度で聴き分けていました。今の技術、ここまで来ているのですね。

「AIに仕事を奪われる」などというニュースもたびたび聴きますし、将棋や囲碁の世界でも、AIが人間を越えたといわれています。音楽は人間の微妙な感情表現が大きく関係しているので、AIには苦手な分野かと思っていましたが、ピアノ独習アプリがここまで優れているともはやピアノ講師の仕事も将来危うい??などと思ってしまいます。。。が、一方、子どもの場合、スマートフォンの画面を見てひとりでもくもくと練習するというのは、ちょっと無理があるかな、とも思いますね。うちの子がスマートフォンのの画面を見て、ひとりで上達する姿など、全く想像できません!

とすると、やはりまだ子供に直接ピアノを教える仕事は、アプリにはまだしばらく無理で、人間の仕事かな?と思ったりもします。

大人の方は、説明を見て自分で練習を進める、ということができますので、気合入れていけば、完全なアプリ独習も、十分にあり得ると思いました。

本当にこの分野、日進月歩です。数年前には考えられなかったことが、普通に実現する世の中です。恐るべし、テクノロジー。

連日

コロナのニュースが目に入りますね。一旦おさまりかけた感染者数も再び増加傾向にあり、中々先が見えない状況です。

引き続き、手洗い、うがいをして、健康に気を付けて過ごしましょう。

ショパン:練習曲作品10

練習曲作品10は、単なる練習曲にとどまらず、音楽的にも素晴らしい12の曲集です。3番は別れの曲、12番は革命として、よく知られています。ちなみに私は、1番のハ長調のアルペジオの響きが特に好きです。

さて、ピアノテクニック上、とりわけ難しい曲は、2番イ短調です。音大生でも、この曲をちゃんと弾ける人は少ないかと思います。実は、聴いた感じでは、やや地味な印象で、あまり目立たないのですが、いざ楽譜を広げて音を出してみると、とにかく右手の3,4,5の指を徹底的に使い、こんがらがってしまします。。。これを通して弾けたら、文句なしに上級者ですね。私は一度人前で弾いて失敗して以来、人前では弾いていません。