随時、作曲家コラムを更新していきたいと思います。まずはバッハから。
”音楽の父と”いわれ、その後のほとんど全ての作曲家に影響を与えてきた、J.S.バッハ。他の楽器と同様、ピアノ学習者にとっても学ぶことが必須の作曲家です。
何故数多いピアノレパートリーの中でも、バッハはとりわけ欠かせないものなのでしょうか?大きな理由の1つに、バッハ作品が、”ポリフォニー”と呼ばれる、複数の声部を組み合わせる作曲技法により出来ていることが挙げられます。
ピアノにおけるポリフォニーの練習とは、例えるならば、声楽や弦楽合奏の分野では複数の奏者が手分けして行う演奏を1人で行うようなもので、決して簡単ではないのですが、
・複数の旋律を弾き分けて美しく歌う
・10本の指を均等に鍛える
などのピアノテクニック向上に大きく役立ちます。
このことを通して培ったテクニックは、どのジャンルのどの作曲家の作品を演奏する上でも、きわめて大きなアドバンテージになります。
もちろん、旋律自体が大変美しいなどということもバッハ作品の大きな魅力ですが、それ以上に、中級者以上のピアノ学習にバッハが必須とされる理由は、このようなテクニック上の理由があるわけですね。
将来様々な形で音楽を楽しむうえで、重要な基礎となるバッハ作品。当教室でも、生徒さんの上達に合わせて、バッハ作品を扱っていきたいと思います。